花のうた

日記

ことば

2023.9.16

 

今日は月見バーガーを食べた。3回目。単純に全種制覇したんだけど普通の月見が一番好きな気がした。シンプルイズベスト。

 

あとは原稿したり刀ミュの配信を見たりしてた。刀ミュはとくに「東京心覚」が好きで、というのも歌の歌詞が好きで。「問わず語り」っていうお芝居のパートの最後の歌があって、それが本当にとても好き。

 

刀剣男士 formation of 心覚 問わず語り 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

 

わたしの好きそうな言葉遣いで構成されている。

ちなみに「東京心覚」には「はなのうた」という曲もある。あんまり意識してなかったというか、他に意識してる事があってこの日記の名前をつけたんだけど、こういう所ですれ違うんだな~と思った。「はなのうた」も好き。

 

言葉っていうものが、それは勿論好きで、わたしはだから小説を書き続けてるわけで、そういう人種が好きな言葉に出会った時の感動はいっそ知ってもらいたいくらいだと思って過ごしてる。そういうものを口に含んで、咀嚼して、飲み込んで、栄養にして、自分の言葉っていうものをわたしは作ってる。それは歌に限らず、文章表現の全て、舞台の一幕、アニメのワンシーン、絵画の色使い、花の移ろいや灯りの強弱や印象に残る香り、そういう全部がわたしの栄養になってる。

 

そういう積み重ねをしてると、自分の言葉って何処に寄るものなのかな、ってたまに迷子になったりする。今の私に強く響いてるのはこの言葉、っていうものはよくわかる。その反響でわたしは何かを書いてるから。でも根っこの部分、ここがずっとわかってなかった。理解したのはここ何年かの事で、わたしの、根っこ、そこには江國香織がいる。他にも数名の作家がいるのだとわかってるけど、やっぱり一番の土台は江國香織なんだと思う。本を読むとよくわかる。わたしはこれを食べて育って来たんだなって。

 

そのわたしの言葉っていうものすらたまに見失う。とくに前の職場にいた頃、とても毎日文章を書く時間なんてなくて、そういう生活を続けてたら文章の書き方すら忘れたのかなと思う事さえあった。でもこうやって日記をつけはじめて、ある日ぴたりとチューニングが合った気がした日があった。ああここがわたしの言葉だ、と思った。小説を書くにはエッセイを書くとなんとなく巧く書けるようになるってずっと思ってたけど、その前段階として、日記を書くのもいいのかもな~なんて思ったりもした。それくらい迷子だったので。

 

迷子になるともう途方に暮れてしまうので、ほどほどに毎日何かしら書いていたい。ひとまずはこの日記を続けたいな~と思ってる。少なくとも、これを続けていれば迷子になる事はない訳だし。しっかり自分の言葉とおててを繋いで、一緒に歩いていけたらいいね。