花のうた

日記

世界は靴の底の庭

2023.9.19

 

今日はっていうか今日も病院!今日はめちゃくちゃ待ったのでそれで大分疲れた…そしてドーナッツをたずねて三千里したのでくたくた。そしておなかがぱんぱん。お夕飯入らないレベルではなくお茶を飲もうと思わない。水。それ以上は無理。

 

そんなこんなでだいぶ家を空けていたんだけど、帰って来てから、今日はっていうか今日も原稿をしてた。いろんな原稿を抱えてるからいろんな原稿し放題!原稿食べ放題、原稿よりどりみどり、源泉原稿。いやほんとうにばかの数ある。

 

今日は中でもわたしの得意な、魔法に特化した原稿をして、おもいっきり「わたしの世界」を書いてた。わたしの頭の中にある、昔のわたしが地図をひいてたわたしの作った魔法の世界。歴史があって、今に至り、先がある、そういう世界。そこにはたくさんの綺麗なものや美しいものがあって、愛があって、希望があって、願いがあって、理解があって、それで、破滅がある。

 

今日も刀ミュの話しちゃうんだけど、源氏双騎の中の「クロニクル」というライブパートの曲。その中に、こういうフレーズがあって、

 

栄華が咲いたって永遠には満たない

 

栄誉を知ったって悠久に届かない

 

これらのフレーズが、わたしの世界というか、この世っていうものなんだな、というか。お家違うけど盛者必衰の理っていうか。まあどこの世界史を眺めてもそれが真理なのかなと。だから、わたしの世界にも、永遠は無い。どれだけ丁寧に作られた場所でも、どれだけ大切に守り続けられた場所でも、どれだけ愛して育てた才能も、何かのきっかけでなにもかもが「だいなし」になってしまう。あれだけ手をかけたのに、あれだけ大切にしていたのに、あれだけ愛したのに、その全てがめちゃくちゃに踏みにじられて、壊れて、奪われて、なくなってしまう。

 

そういう過程を、書きたいと、思ってる。

 

これは別にいつもわたしが思ってる「小説くらいは綺麗なものばかりで」っていうのと違う話という訳ではなくて、そういう歴史も、わたしなら絶対に綺麗に書いて見せるっていう、そういう話で、わたしはわたしの世界のぜんぶ、悲劇で終わらせるつもりはない。だいなしにされた、踏みにじられて壊れて奪われてなくなってしまった全部、そのままになんてしない。何かが残って、何かが繋がれて、何かを求めて、そういう風に、わたしの世界の「クロニクル」を書いていきたい。

 

わたしが作った世界だから、わたしがなんでも生み出したいし、なんでも愛したいし、なんでも始末をつけたいし、なんでもつなげてあげたい。わたしの大事な箱庭だ。好きな漫画に、田中相の「地上はポケットの中の庭」っていう作品がある。そんな感じ。わたし風に言い換えてもいいのなら、「世界は靴の底の庭」とか。踏まないけどね、多分ヒールの内側とかにある。ひっそりと、わたしの中に、隠れてる。

 

原稿はまだまだあるので(まだまだあるので)わたしの靴底にあるらしい世界もた~くさん書けるので(た~くさん書けるので)モリモリ書いて行きたいね!モリモリ!