花のうた

日記

きらめき

2023.9.21

 

今日も病院に行って来た。来週また行くんだけど、それまで何もしないでくださいね、と言われた。あんまり、調子は良くないみたい。まあ体がどうかなってる訳じゃないから、どうという訳でも無いんだけれども。雨風に晒されて通院して、帰ってからはずっとアニメを見てた。「少女歌劇レヴュースタァライト」と「推しの子」。ぼんやりしてる。ちょっとだけ小説も書いた。元気といえば元気?

 

今日はそういうのもあってしっかりゆっくりするぞ~とキャンドルふたつつけた。机には青いガーベラとカーネーション、相変わらず元気なりんごの秋山、バクのアロマストーンからは森の香りがして、端の方にはオエぬいさんがいらっしゃって、好きな絵だとか字だとかをライトが照らしている。部屋を作っておいてよかったなと思う。なんとなく大丈夫な気がしてくる。

 

いつもは適当に作ったプレイリストとかを流してるんだけど、今日はずっと意識的にアイドルの歌を聞いてる。とくに嵐。明確に「救われた」記憶があるから、ちょっと頼ってみようかなと。

 

これは日記とは別の記事で書いたんだけど、アイドルの事を考えるとわたしは一番最初に嵐の事を思い出す。アイドルだった。わたしの、いちばんのアイドルだったのだ。わたしは嵐に泣き方を思い出させてもらった。楽しい時間を過ごさせてもらった。嵐がわたしのスターだった。わたしがアイドルを好きになるきっかけが嵐だった。あの頃、全部全部が嵐のおかげだった。

 

そういうものを失った時ってどうしてたかなと思う。嵐に関してはさよならの期間をしっかり設けてくれたし(そして推しの文春砲で虚しくわたしはアイドルという信仰を砕かれて)、その他にはあまりに大切なものを失った記憶はない。小説の事だって、失ったとは思ってない。わたしがただ思い知っただけだ。わたしがどれだけ愛していたって、小説はわたしを愛してないって。

 

料理も似たような感じなのかなとか。わたしは意外と本気で料理に向き合って、いつか自分のお城を作ろうと思ってた。いつかちゃんとお勉強をできる環境を整えて行こうと意気込んでた。自分の事で精一杯になってしまったけど。今日だってお夕飯作ってて、ああって思った。ごちそうさま、は、言って貰えた。美味しくは作れなかった気がした。お城なんてもう作ろうと思わない。いつかわたしの物語が本屋さんに並べばいいと思ってるけど、それが夢物語になりそうなのだって自分でちゃんとわかってる。もうアイドルのコンサートには行かない事だって。

 

嵐の後にも、何回かアイドルのコンサートには行った。どれもすごく楽しくて、眩しくて、きらきらしてて、みんなお星さまみたいだった。でももう二度と行かない。楽しむには、もう、過ぎてしまった。

 

時間ってこうやって流れていくんだろうなあ。思い出にして、ちょっとずつ美化して、きっと数年後のわたしはいろんな夢を持っていて、推しがいて、楽しくやってる。今どんな風にものを見て、どんな事を感じて、どうして苦しかったかなんて、そんなの忘れていたい。こんな記憶持ち続けたくない。現に、これまでの苦しかった期間、あんまり記憶にない日々は多い。

 

でもこんなふうに日記までつけちゃってるしな~~憶えてるかもな、憶えてたらがんばって茶化して生きてってね!今日はスタァライトいっぱい見ます!