花のうた

日記

わたしに花を

2023.08.28

 

今日は2つくらい頑張った。そのせいなのかけっこう鬱々としていて、でも元気に振舞おうって努めていて、そうしたらまほやくの二部最終章配信の一報でもうだめになっちゃった。もうむり。これは饅頭怖いみたいなむり。

 

まほやくの好きなメインストーリーに、「きみに花を、空に魔法を」っていうのがある。1.5部、何周年かの時の?ハーフアニバーサリーだったかな?の時のストーリーらしい。話も好きだけど、何よりタイトルが好き。わたしには花をくれる。空には魔法を打ち上げる。わたしの好きな魔法使いってそういう所がある。

 

最近、ここ数日、部屋に花を飾りたいな~ってぼんやり思ってて、それは別に何の影響とかもなく自分のすきなものだからで、わたしが持ってる、そういう、ただ自分が好きなものって結構少ないよな~と思った。誰が好きだから素敵に見えて、とか、贈ってもらってそれ以来、とか、そういうものが多いから。星が好きなのも「銀河鉄道の夜」があるからだし、今間接照明が楽しいのもフォロワーさんのお部屋が素敵だからだし。

 

花は昔から好きだった。最初に好きになった花が多分、オオイヌノフグリと、松。生まれて最初に住んでいた家には玄関までに長い階段があって、その階段に沿って花壇?があった。そこに咲いていたのがオオイヌノフグリで、家には一本の松があった。管理が大変だったんだと今になって聞いてるけど、わたしはあの松がだいすきだった。近所の空き地にはシロツメクサか何かが咲いていて、それを摘んで玄関の前でおままごとをしていた。家にも花がたくさん咲いていた。

 

祖母は庭いじりの好きな人だった。今住んでる家に引っ越してからも、狭い庭でたくさんの花を咲かせていた。わたしは、祖母の最後の数年、その大半を遠く離れて暮らしていたから、あまり鮮明に覚えているものはないのだけれど。それでも家に花が絶えなかった事は憶えてる。名前も知らない花が、庭にはたくさんあった。

 

今、家の庭は母が世話をしている。と言っても母は土いじりが苦手で(ミミズが苦手なので)そこまで精を出している訳ではなくて、祖母の残した緑を、そしてたまに増やしたものを、どうにか世話をしている、そういう感じに見える。わたしが見ているのは庭よりもベランダの植木鉢たち。

 

そういう花を飾るのも好き。ネモフィラを植えた時は、春だったからっていうのもあって、ベランダで本を読むのがとても楽しくなった。最近はレモンの苗木が育ってる。大きな木になるとして、家のどこに根を張るのかな。何度撒いても芽を出さないポピーとか。採った種を大事にしまったまま何年も過ごしてるマリーゴールドはどうなるのかなとか。球根を掘り返すのを忘れたままのチューリップとか。ベランダや庭の花たち。純粋に、愛着のある花たち。

 

花屋さんで買う花は、とても綺麗だ。わたしは殆どたたき売りみたいになってるミニブーケばかり買っていたけど、それにしたってうつくしかった。ひとつひとつがプロフェッショナルのお花様だった。誰かのために咲かされた花だ。春先から、初夏、その頃の花が好きで、机が森なんじゃないか?と思うくらい飾った事もある。そういう事をずいぶんしていない。

 

柔らかい色で灯される部屋も好きだけど、同じだけ、わたしの部屋に、花を飾りたい。だってその方が素敵じゃない?掃除もまだまだ足りてない部屋だし今無職だしだけど、やっぱり、その方が好きだな~と思う。

 

明日もたくさん頑張るとして、さいごに、ちょっとだけご褒美に、ちいさなブーケを買って帰りたいな。