花のうた

日記

「限りなく積まれた例のあれ」

2023.8.25

 

香りがするものが最近好きで、バクのアロマストーンに垂らしてるも森の香り、ああいうのが好きだな、としてる。花の匂いもはちみつの匂いも好きだけど、緑の匂いは落ち着く。

 

西の魔女が死んだ」を読んだのは小学生の頃で、あの頃読んでた本といえば教科書と参考書と塾の先生の推薦図書がほとんどだった。まあBLEACHもマ王も読んでたけど、圧倒的に推薦図書が多かった。「西の魔女が死んだ」はそのうちの一冊で、当時のわたしはそれを受験の資料として読んでいた。「つめたいよるに」もそう。わたしが読み続けてるふたりの作家とは、塾の推薦図書一覧から出会った。

 

塾に通ってる時、わたしはおにぎりを齧りながらテキストを読んでいた。一度教室が騒がしくて講師に怒られた時、あなたが騒いでないのは知ってる、とさらりと言われた時になんだか気恥ずかしくなったのを憶えてる。わたしは結構元気な、というか人生で一番活動的だったのが小学生の頃だったから、だいぶ乱暴な子供だったのに、大人の印象はそういうものだった。優等生だと思われてたし、事実あの頃は勉強もできてなんとか委員会とか委員長とかもたくさんしてた。だいぶ思い出したくない。あれってわたしだったのか?と思う。なんか、こう、別の人なんじゃないのかな。うん。

 

でも昔から本は好きだった。それは間違いなくわたし。「名探偵夢水清志郎の事件簿」、「妖怪ナビ・ルナ」、「西の魔女が死んだ」、「つめたいよるに」、「今日からマのつく自由業!」、「セロ弾きのゴーシュ」。小学生の頃に読んでいた本で憶えてるのはこのあたり。あと、タイトルの思い出せない児童文学たち。ティーカップの帽子をかぶった魔女(見習いとかだったかも?)の女の子のはなしと、森の(植物の?)声が聞こえる弟と暮らす事になった姉(きょうだいじゃなかったかもしれない…)のはなし。絵本は、小学校の読み聞かせの会で読んでもらった「でんでら竜がでてきたよ」、「三びきのかわいいオオカミ」、「三びきのやぎのがらがらどん」とか。

 

それより小さい頃までいくとわたしはディズニー作品で育てられていた。母が好きなのもあって、家にはディズニーの題材になった作品の子供用の絵本やディズニー作品のビデオがたくさんあって、毎年母の誕生日のある年末には泊まり込みでディズニーランドに行っていた。好きだったのは「眠れる森の美女」と「ファンタジア」。ファンタジアの、あの魔法に満ちた世界、あれはいつまでも大好き。これ日記にもう書いたっけ?ピアノの発表会で「紡ぎ歌」という曲を弾いたのだけれど、あれは「ファンタジア」みたいな曲がいい、と先生に頼んで探してもらった曲だった。「眠れる森の美女」で好きなのは最初の妖精たちの魔法のシーンと最後のダンスのシーン。あとあの頃から、多分、ドラゴンが好きだった。間違いない。そして今の私はツイステでツノ太郎を推している。ツノだいすき。

 

中学にあがってから、高校くらいまで?で、「きらきらひかる」「神様のボート」、「フラワーフェアリーズ」、「オセアノ号、海へ!」、「ネバーランド」、「ミミズクと夜の王」、「MAMA」、「雪蟷螂」、「毒吐姫と星の石」、「ノルウェイの森」、「アフターダーク」、「図書館戦争」シリーズ、「古典部」シリーズ、色々読んだ。

 

高校の、いつだったか、志望してた大学を見に行くために京都に行った。その時に読んでたのは「プシュケの涙」のシリーズ。叔母が一緒に来てくれていて、薦めたら読んでくれたので憶えてる。

 

大学に入ってからも、学校の近くにある本屋が好みの本を置いてくれていて、たくさん出会った。記憶に鮮明なのは「十二国記」と「f植物園の巣穴」、「銀河鉄道の夜」。それから多分社会人になって、「七月に流れる花」、「八月は冷たい城」、「ブランコ乗りのサン=テグジュペリ」、「踊る星座」とか、とにかく色々読んだ。

 

ここ数年は太宰治に傾倒したり(「女生徒」がいっとうすき)、萩原朔太郎室生犀星北原白秋島崎藤村高村光太郎とか、それに宮沢賢治も。このあたりの詩人たちの本を読んだりして美しい言葉だなあと思ったりもしている。とくに、島崎藤村の「明星」、北原白秋の「言葉」、賢治は「報告」、うーんこの話も日記に書いた気がしてきた。あとで読み返してみよう…。

 

とにかく人生のうち本をたくさん読んでいる、それがわたしだと胸を張って言える。だってその全部がわたしの中身になってるんだから。忘れられない本は多い。その積み重ねが、わたしなんだなと、思ったり。

 

しばらく無職だからやっぱり日記が長い。笑っちゃった。明日は少しお出かけをしよう、切手欲しいな。